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メコノプシス属(Meconopsis


M.betonicifolia

ベトニキフォリア

 大阪の花博で見られたものと同じ青いケシで、英語でもblue poppyといわれています。中国西南部の原産の多年草で高さが約150cmになります。 日本では北海道の一部だけで栽培されています。今回のメコノプシスの写真は、7月にエジンバラ植物園で屋外の花壇で見られたものです。 メコノプシスを屋外で咲かせられる冷涼な気候が羨ましいと思いました。本種のさわやかな淡い青色は、大阪で見たより鮮やかで感動的でした。

 青いケシには、写真のM.betonicifoliaの他にgrandis(次の写真)やhorridula(ホリデゥラ)などがあります。 実は写真でしか見たことはないのですが、M.horridulaの方が青空のように濃い青の花が咲く種なのです。 M.horridulaは一稔生(一年ではなく花が咲いたら枯れる)で高さは約50cmです。栽培は困難でヒマラヤの標高3000〜6000mの高地でしか見られません。 私は高山に弱いため、自然状態のものを見るのは不可能でしょう。

 いずれの青いケシもこんな薄い花弁で、高山の強い風にじっと耐えているのでしょうね。

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