オオキツネタケ

オオキツネタケ

Laccaria bicolor (Maire) P. D. Orton

(キシメジ科 キツネタケ属)

 夏から秋にかけて主としてブナ科の広葉樹やマツ科の針葉樹林内の地上に発生する。このきのこが属するキツネタケ属は、アンモニア菌といわれる種類が多く含まれ、 動物のトイレや死体の周辺、アンモニア態の化学肥料を多量に施した果樹園などに多く見られる。毒はないので食用にされる場合もあるが、 きのこが小型なので集めるのに苦労する。

[特 徴]
 傘は初めまんじゅう形で後には平らに開く。表面には細かいささくれがあり、色は赤褐色から黄褐色。ひだは柄に直生からやや垂生気味で並び方はややあらい。 柄は傘とほぼ同色で繊維状の模様があり、根もとは紫褐色の菌糸でおおわれる。



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