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カラマンダリン



 温州みかんとキングの雑種。カリフォルニア大学のフロスト博士の育成。アメリカには経済栽培はないが、わが国では三重県南部、和歌山の有田地方で栽培されている。4月に収穫し、5月頃出荷する極晩生かんきつである。田中長三郎博士が種子で導入し、三重県南勢町の桂清吉氏園に依託したが、当初、酸が高く、かいよう病にも弱いために経済栽培に移すことをためらっていたが、5月に、ヒヨドリが群がっているのをみて、再度品質調査をしたところ味が格別に良いので、商品化を試み、袋掛けすることによりかいよう病も防除することができた。

 果面はやや粗く橙色を呈する。果肉は濃橙色で柔軟多汁、食味は濃厚だが酸は強い。




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