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柑子



 吉田兼好の徒然草の一節に「ー前略ー かなたの庭に、大きなる柑子の木の枝もたわわになりたるが、まはりをきびしく囲ひたりしこそ、少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか」とある。1313年10月頃の話である。柑子の木が枝もたわわに実っているが、周りを厳しく囲っているので興ざめしたとの意味である。

 わが国固有の品種で、橘と他の柑橘類の雑種と見られる。古くから各地で栽培されていた。
 果実は40g内外、扁平果皮は薄く濃黄色で光沢がある。香気があり、多汁であるが淡白。




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