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ぶんたん(土佐ブンタン)



 「ふるさとも 南の方の朱欒(ざぼん)かな 汀女」

 ぶんたんには「ざぼん」、「ぼんたん」、「うちむらさき」と色々な呼び名がある。英名はポメロ。歌謡曲「長崎のざぼん売り」で知られ、まさに異国情緒豊かな果物である。

 果実の大きさは2kgから500g程度まで様々で、形も晩白柚のような球形ないし扁球形のもの、洋梨や倒卵形のものもある。グレープフルーツを初め、わが国の大果雑柑類は多くは本種の自然雑種である。

 土佐ぶんたんは鹿児島県の法元ぶんたんが、昭和5年頃高知県に入り戦後栽培が広がり土佐ぶんたんの名前で出荷されている。

 扁球形で400g内外、果実皮は薄くやや剥きにくい。果肉は淡黄白色に緑色を帯び、よくしまりやや硬くて果汁も少ないが、肉離れは極めてよく食べやすい。




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