ホーム > 読み物コーナー > みかんとその仲間たち・目次 > ハッサク

ハッサク(八朔)



 1860年頃、広島県因島市浄土寺の境内に偶発実生として発現した。陰暦の8月朔日に食べられることから名付けられた。9月下旬にはまだ食べられないが、 早くから酸がぬけ酸っぱくないので、それを強調したものである。低コスト(収穫に労力が余り要らない)のため和歌山県をはじめ全国的に増植され、 わが国第3位のかんきつとなった。12月に収穫し貯蔵して出荷している産地では味が十分にのらない。そこで海岸線の産地では1〜3月下旬まで樹上に成らして、 4〜5月に出荷している(木成り、さつき)。そうすると完熟し糖度が上がり果汁が多く商品性が上がる。一時外観の赤い紅ハッサクを求めた時代があったが、 外観の色が紅いだけで内容が伴わなければ生き残れないことを強く感じている。

 果実は400g前後で扁球形、果汁は多くないが肉離れがよく、日本人の好みに合う。




目次に戻る