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日向夏(ひゅうがなつ)



 何となく夏が来たことを感じさせるかんきつである。高知県ではニューサマーオレンジや小夏と呼ばれ有名になったが、もともとは日向の国、 宮崎県原産の「ひゅうがなつ」。

 1820年頃、宮崎市の真方安太郎の邸内で偶発実生として発生した。親は不明だが、柚とぶんたんとの雑種と見られる。5〜6月が最も美味しい時期で、 外観の黄色がいかにも爽快感を与える。

 果実は平均200gで果面が柔らかで剥きやすく、果肉は甘酸相和し、抜群に風味がよい。

 特有の香気と気品がこの時期最高のかんきつとファンも多い。ナイフでフラベド(皮の色がついた部分)だけをそぎ、アルベド(内側の白い部分)をつけたまま、 果肉を切って種子をとりブランデーと砂糖を少量加え冷やして食べると最高に楽しめる。

 種子なしの「白鳥日向」や「室戸小夏」やオレンジ色の「オレンジ日向」もある。




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